北見隆 装幀画集
「書物の幻影」
赤川次郎、今邑彩、恩田陸、中島らも、折原一、津原泰水……
あのワクワクは、この絵とともにあった――
北見隆が40年間に手がけた装幀画から、
約400点を収録した決定版画集!
「いつか書かれるべき、いつか造られるべき理想の小説と本を、ずっと求め続ける。
それは、我々も著者も装丁家も、きっと同じなんだ」
――恩田陸 「三月は淡き紅の影を」(解説)より
赤川次郎の装幀画を最初に担当したのは1981年。
多くのミステリー小説や海外文学などの装幀画を手がけ、
その物語世界へ、数多の読者をいざなってきた北見隆。
北見ならではの幻想的でミステリアスなエッセンスが、
作家や読者を魅了し続けています。
本書は、その膨大な仕事を北見自身がまとめあげ、
デザインまでおこなった決定版画集です!
私の表紙イラストレーションの仕事の大半は、ミステリー小説である。
私の作風とミステリー小説との相性が良かったのであろう。
ここにある絵は物語が無かったら生まれて来なかった絵とも言えるわけで、私の作風は、多くの作家さんの物語によって育まれて来たのかもしれない。
イラストレーションは「物語への導入」という本来の役割から解き放たれた時、魅力ある1枚の絵として一人歩きをする事が可能なのであろうか。
「書物の幻影」というタイトルを付けたのは、そんな感慨からでもあった。
――北見隆
▼北見隆が装幀画を担当した主な作家(本画集に収録)
赤川次郎、今邑彩、薄井ゆうじ、折原一、恩田陸、小池真理子、島田荘司、殊能将之、谷山浩子、辻村深月、津原泰水、中島らも、眉村卓、皆川博子、イタロ・カルヴィーノ、ウンベルト・エーコ、カレル・チャペック、ジョン・ディクスン・カー ほか
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本そのものが、「アリス」の物語の、
愉快な舞台〈ワンダーランド〉に!
北見隆 作品集「本の国のアリス〜存在しない書物を求めて」
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北見隆 [HP][blog]
1952年 東京生まれ
1976年 武蔵野美術大学商業デザイン科卒業
1977年 ギャラリー21(銀座)にて3人展開催
イラストレーターとしてスタート
1984年 ギャラリーなつか(銀座)にて3人展開催
1986年 HB ギャラリー(神宮前)にて初個展開催
1987年 スペースYUI(南青山)にて個展開催
1988年 サンリオ美術賞受賞
1989年 ギャラリーハウスMAYA にて個展開催
1991年 プランタン銀座アートギャラリーにて個展開催
1992年 西武百貨店渋谷店にて個展開催
玉川髙島屋にて個展開催
1993年 松明堂ギャラリー(小平)にて個展開催
1995年 池袋東武百貨店にて個展開催(以後毎年開催)
アートギャラリーデボラ(大分)にて個展開催(以後毎年開催)
1997年 ブラチスラバ絵本原画ビエンナーレ金のリンゴ賞受賞
1998年 プラスマイナスギャラリー展示会「Genesis —宙への想い」を開催
2004年 静岡グランシップ展示会「天地創造」を開催
2007年 高崎シティギャラリー展示会「メルヘンと遊びの世界展」を開催
2016年 スペースYUI にて個展「本の国のアリス」展開催
出版物
絵本「夢から醒めた夢」(赤川次郎/文)
絵本「世界の神話絵本—聖書物語」(舟崎克彦/文)
画集「本の国のアリス」他
書店様へ……
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書店様へ……
[ポスターをダウンロード] (PDF/原寸A3判・拡大縮小自由)